中古で購入されたプレーヤーには、ロングーアームを取り付る位置にSAEC WE-308N(ショートアーム)が取り付けされていた為、まずは奥の使用していなかったボードに取り付け穴を開けWE-308Nを奥に取りけしました。
<購入時の状態>
<WE-308取り外し>
<27Φの穴を開けたショートアーム用ボード> <WE-308Nを奥のボードに取り付け>
※ WE-308Nを奥のボードに取り付けた後、RS-309Dに付属の取付ゲージとアームベース取付型紙を使ってアームベースの中心位置を決める際、予想していたより奥と右横にゆとりが無い事がわかり、アーム取付ボード内に問題無く収まり、且つダストカバーに当たらない位置を慎重に測って決めました。
次に、手前のロングアーム用ボードを店に持ち帰り、RS-309D用の35Φの穴を開け、取り外したWE-308Nの穴をパテで塞ぐ事にしました。
<ロングアーム用ボード表面> <ボード 裏面>
<パテ埋めした表面に薄く上塗りし最終仕上げ>
取り付け準備ができたボードとRS-309Dを持ってお客様宅へ。
<ロングアーム用ボードにRS-309Dを取付> <予めケーブルを通しておく>
<慎重に結線と取付作業を行い完成>
取付が無事に完了したら最後に、アームの高さ調整・ゼロバランス・針圧調整・アンチスケーティグ・アームリフターの高さ調整とゆっくり慎重に行います。(カートリッジは、オーナー様お気に入りのortofon MC-20 Super MK2)
全ての作業を終え、どんな音がするかわくわくしながら試聴しました。
<レコードを再生中の写真>
<ダブルアーム>
※ パテの部分には、壁紙シールを貼る事にしておりましたが、間に合わなかったのでオーナー様が自分で貼って頂く事になりました。
<オーナー様 試聴レビュー> RS-309D+MC-20 Super MK2は低音が引き締まって力強く、高音はスッキリ・クッキリと気持ち良く伸びてピアノトリオ等、明るめのジャズに合っているとのコメントをお受けしました。