新居へご入居の際にホームシアターの構築をご依頼いただき、何度かアップグレードもしていただいているお客様からご依頼をいただきました。
昨年末にJVCのDLA-X7からDLA-X70Rにお買い替えいただいてたのですが、「当初は16:9の110インチスクリーンで楽しんでいたが、せっか く4Kプロジェクターにしたので更に大きな画面でシネスコサイズの映画を楽しみたい」とのこと。
機器の選定を行い、先日設置に行ってまいりましたので、その様子をご紹介いたします。
一般的に、プロジェクターとスクリーンとの距離を長くとればより大きなサイズのスクリーンに映すことができるのですが、お客様の環境ではDLA-X70Rを特注の天吊りベースを設けて取り付けてあるのでプロジェクターを後ろに動かすことができません。そのため、プロジェクターとの距離的に映すことのできる最大サイズが決まってきます。さらに現在ご使用中のスクリーンと壁掛けTVとの隙間が20センチ程あいていおり、このスペースに収まるという条件をみたす、130インチのシネスコサイズを取り付けることにしました。
DLA-X70R。 これを動かすのはちょっと面倒なんです・・・ |
下が新設した130インチスクリーン。 コンセントぎりぎりに設置しています。 |
垂れ壁も薄いものにしてあります。 | 両横からはみ出しているのがちょっと見える程度で、 あまり気になる風ではありません。 |
ソフトに応じて画面サイズを16:9とシネスコとで切り替える必要があるのですが、幸いDLA-X70Rにはレンズメモリー機能が搭載されているため、TV放送とビスタサイズの映画は16:9の110インチで観て、シネスコサイズの映画は130インチスクリーンで観るように調節した設定を保存し、リモコンで簡単に切り替えられるようにしました。
今回スクリーンを導入するにあたって、最大の問題となったのはスクリーンをどうやってマンション8階のお客様宅まで上げるかです。
ロープを使って引き上げるという方法も考えたのですが、結局お得意様3人にお手伝いいただいて外の階段を手渡しで運ぶことに。
重さは25kgとそれほどでもないのですが、長さが3m80cmもあるために取り回しが難しく、運ぶのに非常に苦労しました。
冬の寒空だったのですが、運び終った後は皆汗をかいていましたネ。
(お手伝いいただいた皆様、ありがとうございました)
110インチスクリーンを降ろしたところ。 | 130インチスクリーンを降ろしたところ。 幅広なのがおわかりいただけるでしょうか。 |
両方のスクリーンを降ろしてみました。 こうするとサイズの違いがよくわかりますね。 |
やはり、110インチスクリーンの16:9と130インチスクリーンのシネスコでは、迫力というか雰囲気が全く異なり、ホームシアターというよりもシネマという感じです。また、映像の映る位置が16:9とシネスコとで同じ高さになるので、大画面でも楽に観られる環境となりました。
導入後にお話を伺ったところ、映画を観る機会が以前より増えたとの喜びのお言葉を頂いて、スタッフ一同嬉しく思うと同時にちょっと羨しさも感じました。